今年2019年の8月にハリネズミのハリコが旅立ったばかりだというのに。
10月、今度は、パリコのお腹の異常な膨らみに気付きました。
ぽってり太ったなぁ・・とは思っていたけど、その割にご飯を半分くらい残すことが続いたので・・
ちょっとごめん!!と娘が無理やり抱っこしてひっくり返してみると・・
ん?
んん?
んんん?
脂肪っぽくない・・
野性味が強くて攻撃的なパリコは、
病院に行っても丸まって診察させてくれない系のハリネズミなのですが、
そんなことは言ってられない!!
ハリコがお世話になった病院を予約するも、みるみるお腹の膨らみがパンパンに(涙)
予約日を待てず、電話で泣きつき、時間外で診ていただきました・・
お腹の膨らみは、癌による腹水でした
パリーのお腹の皮膚の色を見るなり、先生は、腹水がパンパンに溜まってますね、と。
お腹の毛が少ない部分が赤黒く透けて見てるのは、血液混じりの腹水なのだそうです。
まだ、うんちとおしっこを出せているけど、もっと進むと出にくくなり、大変なことになるとのこと。
パリコに下された診断は、
どこかに悪性腫瘍があることは間違いない
つまり、癌です、と。
・・・・・・
子宮疾患と悪性腫瘍に関しては、4才半のハリネズミなので、覚悟はしていたものの、いざ宣告されると、キツイものがありますね・・
どこの癌かは、触診とレントゲンで診ないことには分からないとのこと。
子宮の腫瘍であれば、ハリコのように摘出してしまえるのだけど、その他の臓器では手術による治療は難しいのだそうです。
胸(肺)に転移していれば、余命はわずか・・とのこと。
ダニも増えていることから、長患いしていたようですよ・・と。
人懐っこかったハリコと違い、人を寄せつけない怒りんぼのパリコ。
スキンシップが足りなかったせいで、病気の発見が遅れてしまいました(涙)
本当に申し訳ない・・
注射器で腹水を抜く・・
とにかく、腹水を抜いてラクにしてあげましょう
と、お腹に局所麻酔をして、針を刺して注射器で腹水を抜き取ることに。
腹水を抜くときに注意をしなければいけないのは、
呼吸に合わせて、少しずつ抜くことで、血圧の低下を防ぐこと
なのだそうです。
腹水で圧迫されていた血管が開放されることで、血圧が急激に低下してしまう危険があるのだそうで。
病院に行っても丸まって診察させてくれない系のハリネズミ
のパリコですが、お腹がパンパンすぎて、丸まれなくなってました(涙)
おかげで、お腹全開で、局所麻酔だけで腹水を抜いてもらうことができたんですけどね・・
腹水を抜く前の体重は、380g。
小さい注射器12本分、抜いてもらいました・・
処置後の体重は299g。
体重の20%の腹水を抜いてもらったことになります・・ひぇー。
とはいえ、この日は、とりあえずの応急処置。
全部は抜ききれてませんし、ストレスMAX&弱っているので、触診やレントゲンは2日後に。
この日は、傷口の感染を防ぐ抗生物質と、高カロリー流動食をいただいて帰宅。
帰宅後、お腹の圧迫がなくなったおかげで、食欲全開!!
抗生物質も、高カロリー流動食も、いつものご飯も、
奪われた栄養(腹水には、水分だけじゃなくタンパク質も多いのだそうです!)を取り戻すかのように、
がっつくがっつく\(^o^)/
2日後のレントゲンでの診断がちょっと怖いけど・・
今できることは、とにかく、自力で食べてもらって、体力を回復させること!!
寒くなってきたから、保温もしっかりと!
今まで、簡単には抱っこさせてくれなかった野生児ハリコ。
皮肉なことに、病気になって弱っているせいか、普通に抱っこできるようになりました・・
しっかりとかわいがりながら、お世話させてもらいます(涙)
パリコ、ハリコみたいに、頑張って5回目の冬越え、しようね!!